テスト

全ての真実が明るみになり、全ては透が隠した過去の通りになった。しかし、それでも父親は現れないどころか、アリーすら出て来なくなってしまった。結局何も変わらない。自分が関わる事で迷惑を掛けると思った透は父親のカードをオーナーに返し、良太郎達が必死に探す中黙ってデンライナーを降りた。あいつに、もう悩まないでと伝えて欲しいと付け足して。

 

会話

「これはお返しします」

「?!」

たしかに。」

「透?!返すって、どういう事?!それが無かったらもうデンライナーに乗れなくなっちゃうのよ?!」

……わかってるよ。でも、これは返すべきだから」

「!!!」

「まっ、待って!今良太郎達が透を探してるの!だから、」

ハナ、」

「まだ、まだ何も聞いてないじゃない!どういう事なの?透は本当は全部、思い出していたの?」

……あいつに伝えてくれる?もう、悩んだりするなよって、迷惑掛けてごめんって」

良太郎は悩んでは居たわよけどでも、迷惑なんて思ってない!思うわけ無いじゃない!だって私たち、友達でしょ?」

、ごめんな、ハナ」

「待って!透!!」

 

デンライナーに一時戻った良太郎と憑いていたモモタロスは泣いているハナから透が去った事を知る。止められなかった、と泣くハナをなだめだから透の残した言葉を聞き、自分のせいだと動揺する良太郎。ハナは透の思いを汲み取り、透はそう思わないで欲しかったのではないかと伝え、それを聞いたモモタロスはあいつの事だからひょっこり帰ってくるだろうと敢えて楽観的に言葉をこぼした。

本来ならモモタロスだって辛い事を理解している良太郎は自身を奮い立たせ、透を待ち続けながら未来を守る戦いを続ける事を宣言した。